羽生結弦 成功への軌跡~そして伝説へ~

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やっぱりゆづは悩んでいた。

2019年10月29日 [羽生結弦]

スケートカナダで自信を取り戻したと話した
羽生結弦選手。

何故、オリンピックで2度も金メダルに輝いた
「絶対王者」が自信を失いかけていたのでしょうか。

私はあのインタビューの言葉にかなりショックを
受けていたのです。

その理由がこの「一問一答」でわかりました。


羽生結弦と一問一答1 
自己最高得点も「全然、伸びしろはあると思います」

スポニチアネックスより。

羽生結弦

スケートカナダ、4度目の出場にして初めて
優勝することができた羽生選手にスポニチの記者が
インタビューをした内容です。

――昨日の演技後は何を。

「ドーピングの検査があって、思ったよりも
スムーズに終わったので、その後しっかり
食事をとってケアしてもらって。
今日に備えてきました。フフフ」

――エキシビションは凄く懐かしい曲になった

「うーん。特に深い意味はないんですけど、
ちょっと懐かしいものをやっていきたいなって
いうのが、またちょっとずつよみがえってきてて。
今このトーループ1本の構成のショートをやったら
どのくらいできるのかなっていう挑戦でもあって。
ちょっと楽しみにしながら、しっかり備えてやってます」

羽生結弦

――いい点数を取って、一夜明けて満足感は?

「まあうれしいなとは思うんですけど、実際まだ
グランプリの初戦ですし、まだまだ気を引き締め
ないとなと思っているので。浮かれてはないです。
すごい地に足をつけている気持ちでいますし。

あとは今回の試合で自分がやってきたことが少し
肯定されたような感じがしたので。


その肯定感と、あとは自分が本当に勝つために、
勝ち続けるために何が必要かというのを常に
すり合わせながら練習していかないといけないとな、
という気持ちでいます」

羽生結弦

――肯定感とは?精神的なもの?

「点数的にですかね。
やっぱりオータム・クラシックで全然点数でなくて
悔しかった
というのも、もちろんありますし。
まあ点数に関してどうこう言うっていうことでは
ないんですけれども、スケートカナダで結構苦戦
していたので。

それから考えてみると、今回そういうことも
ある程度覚悟していたからこそ、今回、演技として
しっかり評価していただいたというのはちょっと
ホッとした
というか。

やってることは間違いじゃないんだなと肯定して
いただけたような気がしています」

羽生結弦

――ループを入れた構成で点数を出した。

自分の演技を評価してもらえるというか。
自分のジャンプを評価していただけるというのが
ちょっと見えたので。ちょっと安心材料にはなりました。

安心というか、自信の材料にはなりました」

――チェンの世界最高得点とほぼ同じ。

「あっ、でも僕ノーミスじゃないので。あと3点、
4点ぐらいはジャンプだけでも上げられます>し。
全然、伸びしろはあると思いますし。
今回の構成だったとしても。

だから、ワールドの時とはまた、たぶん採点の
ルールも違っていますし。
単純比較はできないんですけど。
久しぶりに210を超えたというのがやっぱり
うれしかったですし。

まだショートで110は超えてないですけど、
また、ショートもフリーも110、200。
220はたぶんもう今のルールでは難しいと
思うので、とりあえず110、215を目指して
やっていきたいという気持ちでいます」

羽生結弦

――大会前に言った“自分にしかないもの”
はどれくらい出せたか。


自分の中でなんですけど、ちょっとずつ高難度の
ジャンプに偏ってきたなという印象がちょっとあって。

自分自身もそうならなくてはいけないという感覚が
あって練習してきていてまあ、アクセルもそうですし。

ルッツもそうなんですけど。それにちょっと、うん。
ちょっとだけでもその流れを止めることができたのが
今回の試合だったんじゃないかなと自分の中で感じて
いるので。

それが一番良かったかなと思っています。

自分の武器が認められたからこそ、その流れに
ちょっとでも歯止めをかけることができたのかなと
いう感じがしているので。

それはたぶん、全スケーターの健康状態にも影響は
あると思うんですよね。

もちろん、4回転ルッツが本当に難しいのかと
言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのか
もしれないですし。

それはもうタイプによりけりですし。

僕はどう頑張って練習しても下で回ることが
できないので。

(プレロテのことを言っているのかも?)

昔からそういうジャンプじゃなかったので。
なかなか4回転ルッツに対してのルッツの
ジャンプじゃないのかもしれないですけど。

やっぱりそれぞれのスケーターにそれぞれの
個性があって、それがやっと評価されるような
採点システムになったのに、それがだんだん
高難度のジャンプに傾倒していって、PCSとの
比率がだんだん合わなくなってきてるというのが、
現在の状況だと思う
ので。

それに対して、ジャンプでも表現できるよ、という
ところを今回見せられたと思うんですよね。
それは非常に良かったと思ってます。

特に後半の4回転3回転。
ト―ループ―フリップにですけど。
あれに関しても、しっかり音に合わせた状態で
難しいことをやったので。

難しくてもジャンプでも表現できるというのは
自分の武器だと思いますし、それによって評価を
得られるんだよというところをちょっとでも
出せたんじゃないかなという感覚はあります。

すいません、ちょっとなんか話が、ばく大、
膨大なことですけど(笑い)」

羽生結弦

――自分の試合に加え、競技の形をつくりだす、と。

「そういう訳でもないんですけどね。
ただ自分がやってきている道が本当に正しいのか
正しくないのかっていう風に迷ってはいたので。


言ってみればなんですけど、ジャンプ跳ぶ前に
凄い固まって静止状態から下で回りながら
ジャンプを跳ぶことが果たして正しいジャンプなのか
どうかというのと。


例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、
ジャンプ終わったあとにステップをやったりとか、
そういうものが果たして全部評価されきれているのか
ということとかに関して凄く疑問を持っていた
んですね、
ずっと。

今シーズン始まってから。
一番そこを重要視してきて、ずっとスケートやって
きましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。


今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、
この道でよかったんだなという自信になりましたし。
これからまたルッツとかアクセルとかやっていくに
あたっても、そういう道を進んだ上で難しいことを
やらないといけないなという確信になりました」

―昨日の会見でロシア女子のジュニアの選手も
名前を挙げていた。研究しているか。


「アカチエワとか。研究してます。
やっぱり女子の選手って偏見とかではなくて、
人間的にどうしても男子よりもやっぱり力が
弱かったりとか、筋質的に骨格的に違かったり
というのがある中で、あれだけスムーズに
4回転が跳べる、アクセルが跳べるというのは、
やっぱり魔法ではないので。

ちゃんとしたパターンがあるので。
そのパターンを見つけたいなということで、
凄い研究してます。

それはやっぱり自分が線が細いというのもあるし、
力を使わないで跳びたいっていう自分の信念
みたいなものがあるので、そういう面でも
凄い参考にしてます」

――今日、エキシビションの練習でトルソワと
練習して何か感じたか。


羽生結弦

「トルソワはどっちかというと力で跳べる
タイプの選手なので、体幹も凄く強いですし、
体のバネ自体がすごくあるんだろうなという
感覚を受けました。

あとは回転に入るスピードが非常に早いな
という風に思ってて、それは自分に生かせるか
といったら、どっちかというと自分のタイプでは
ないかもしれないんですけど。

ただそういう強さも、これから高難度をやって
いくにあたって、安定感をあげるためには必要
だと思うので、そういうところも見ながら
一緒にやらせていただいてました。
ありがとうございます。またよろしくお願いします」

羽生結弦

やっぱりゆづは先月のオータムクラシックでの
低い採点にショックを受けていたのでしょう。

何故、あのような低い評価しかしてもらえなかったのか。
それがとても悔しかったようです。

でも、今回ももしかしたらオータムと同じように
自分のスケートを正当に評価してもらえない
かもしれない…。

そういう覚悟をもっていたことも話していました。

しかし、今回のスケートカナダの評価を見て、
今までやってきた自分のスケートが間違って
いなかったということを確信することができた
のだというのです。

そうですよ。(;O;)
ゆづは何にも間違ってはいません。

おかしいのはネイサン式スケートをやたら
称賛するような採点をするジャッジ達であり、
そのように仕向けたアメリカの巨大な権力
なのです。

そして、今回あえて4LZや4Fなどを入れずに、
4lo、4S、4T、さらには3Aなどのいわゆる
(ネイサン式に比べたら)難度の低いジャンプで
勝負したのは、いまの高難度ジャンプに高い
PCSまで付けてしまうという、悪しき流れを
食い止めたいという気持ちがあったからなのでしょう。

私は素人ですが、4lzよりも4loの方が難しい
のではないか?と思っています。

実際、4lzを跳ぶ男子や女子はたくさんいますが、
4loをプログラムに組み込んでいるトップ選手は
羽生選手だけです。

最近では羽生選手に憧れている佐藤駿君が
組み込んでいるみたいですけどね。
それから、クラスノジョン君とか…。
それでも数える程度です。

彼らが成功したかと言えば、恐らく失敗して
いるはずです。

そういう現実もあってだと思いますし、高難度
ジャンプが高いPCSをもらえているというこの
現状を踏まえてだと思いますが、羽生選手は
このインタビューの中で、
4回転ルッツが本当に難しいのかと
言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのか
もしれない
ですし。」と話しています。

高難度=チャレンジする人や成功する人が少ない技
だとするならば、もはや4lzは高難度とは言わない
のかもしれません。

さらに羽生選手はサラッとですが、もしかすると
彼らが飛べている4Lzは、下ですでに回り始めている
ことを指摘しているようにも思いました。

僕はどう頑張って練習しても下で回ることが
できないので。
と言っているからです。

逆に言えばほとんどの選手は下…つまり跳びあがる前に
回っている
ということです。

そういうジャンプの跳び方が正しいのかどうか、
ということも羽生選手は疑問に思っていたのです。
でも、自分はそういう跳び方はできないし、
これからもそのようなジャンプをするつもりはないと。

羽生選手はスケカナに来る前にスケアメの
ネイサン選手の演技を見ていたことを明かして
いましたね。

羽生選手は失礼な言い方はしない人ですから、
はっきりは言わないですけど、恐らく彼の演技が
ステップからジャンプを跳んでいないことや、
ジャンプが終わった後もステップをやっていないのに
高い評価をしてもらっていることに疑問を持った
のかもしれません。

ステップから跳んだジャンプだったり、
ジャンプ終わったあとにステップをやったりとか、
そういうものが果たして全部評価されきれているのか
ということとかに関して凄く疑問を持っていた

と話しているからです。

だからこそ、一番そこを重要視してスケートを
やってきたことや、そこが自分の武器だと思って
ずっとやってきたことが今回、評価されたことで、
安心し、自信につながったのでしょう。


これからまたルッツとかアクセルとかやっていくに
あたっても、そういう道を進んだ上で難しいことを
やらないといけないなという確信になりました


そうです。きっと羽生選手は今後、ルッツを入れるに
しても、ステップから入り、着地後もステップに
つなげていくという素晴らしいジャンプを跳んで
くれるに違いありません。

羽生選手のホントのすごさを理解できない、
素人のようなおバカなテクニカルやジャッジのせいで、
超一流の五輪王者が頭を悩ませ、自信まで失いかけた
ことは、決して小さなことではないと思います。


この羽生選手の赤裸々なインタビューの言葉に、
真摯に耳を傾け、猛省し、今後のジャッジに
活かしていただきたいと思います。

羽生結弦と一問一答2もあるのですが、次の記事に
書きたいと思います(^o^)

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コメント

Comment

  1. Avatar yukiko より:

    マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんにちは!

    マリリンさん、大変に貴重な記事を上げてくださり、ありがとうございます。
    本当にマリリンさんのおっしゃるとおり、ゆづは相当悩んでいたんですね~
    私もとてもショックでした。
    葛藤の末、自分のスケートのスタイルをこのカナダ大会で貫いたこと、ゆづの苦しみを思うといたたまれなくなりました。やはり、オータムでのことが私たちファン以上にゆづを傷つけていたということですね。
    ゆづはこのカナダ大会で絶対いい演技をしようと、それこそ毎日血の滲むような努力を積み重ね臨んだことでしょう。そしてこのすばらしい高得点の結果、この勇気ある発言に至ることができた。
    神様がゆづの正しい道を守って下さって本当に感謝します。
    ゆづはまた、確信を持って自分のスケート道に邁進できるし、また、これからのフィギュア界にも一石を投じたと言えると思います。
    まあ、それでISUがどこまで変わるか分かりませんが・・・ 
    でも、ゆづは本当にスケートを愛しているだな~と深くこれらの言葉に感嘆しました。自分のことだけでなく、これからのスケート界をも憂いているからの発言でしょうね~ とても勇気ある発言ですよね~
    今回、スポニチさんがゆづが語った全文を公開してくれたことを本当に嬉しく思います。いつも切り取られたインタになるケースが多いですからね。このインタビューは是非、ISUにも聞いてほしいです! 
    ゆづ、良かったね!! やっと自分の正直な思いを語ることが出来て!!
    益々、ゆづを応援したくなります。
    ゆづ、ゆっくり休んでNHK杯までしっかり体を整えて下さいね!
    マリリンさん、本当に感謝します。。

  2. Avatar トミ より:

    マリリンさん、皆さん、こんにちは!

    マリリンさんがゆづの事をあげてくれるのまっていました。マリリンさんの分析も、感想を聞きたかったのです。

    昨日、エキシビションを観て歓喜の余韻にひたっていたところショックなカナダ杯のゆづのインタビューを読んでいた時松岡&ゆづの対談を聞き・・こんだけ悩んでいたなんて、涙がとまりませんでした。宇野選手の異常な上げ上げ、さらにセセンでのネイサンの異常なGOE,PCS ,PCSもセセンでいっきに伸びた気がします。ゆづとほぼ同じになりましたからね。だからゆづはルッツも跳ぶ、フリップも跳ぶ、4アクセルも跳ぶと言ったんでしょう!ゆづがどれだけ難しくしてジャンプを跳んでいるかグラフにしてのってます。宇野くん、ネイサンは両足滑走が多くゆづは片足滑走が多く繋ぎも豪華、片足の時間も長い(疲労も違います)それに宇野くんはプレロテに加点がつく。ゆづはと言うと羽生比で採点されてしまう。セセン→オータムとファンも納得いかず、北京の優勝はネイサンにシフトされたようにも思いました。アメリカのスケ連は力がありますからね。

    ゆづが322点台を出しあと少しでネイサンの世界最高を抜くスコアを出したからこそ言えた言葉だと思います。

    マリリンさんの分析力はすごいのでうなずきながらよみました。マリリンさん同様、ゆづが語ってくれたことよかった?と思いました。lSUも日本スケ連もゆづの言葉を重く受け止めてほしいと思います。世界のフィギュアの宝ですからね。今度フランス杯!ネイサンと宇野選手が出ます。どのような発言効果があったのかも観てみたいと思います。

    カナダ杯に行かれたゆづ友さん、現地からの沢山の動画ありがとうございました。よい試合が観れて一生の思い出になりますね。(^-^)

    ※マリリンさん、友人の言葉をのせさせていただきます。 これからも羽生さんを守り応援のメッセージ楽しみに読ませていただきます。(舞鶴の3人より)

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